大阪歴史博物館でやってる「刀装具鑑賞入門」に行ってきた感想①
刀のお洒落=刀装!!!
自分の持ち物デコりたい。
大事なもの程デコりたい。
好きなモチーフ入れたい。
個性出したい。
何なら縁起も担いじゃいたい。
そんな人間の気持ちは古今東西同じのようで。
加州清光が言う「可愛く」「着飾って」「デコって」…つまり刀におけるお洒落である、【刀装】をみてきたので、感想を書こうと思う。
かつ、思いがけなく兄者(髭切)を発見したから、兄者も紹介するよ〜。
※刀剣乱舞コラボではない。
●基本情報●
題名:決定版 刀装具鑑賞入門
場所:大阪歴史博物館
期間:2019/10/5〜12/1
観覧料:大人800円
URL:大阪歴史博物館:特別展:勝矢コレクション刀装具受贈記念 決定版・刀装具鑑賞入門
今回のこの刀装具展に展示されている品々は、もとは勝矢俊一さんと言う方のコレクションだったそう。
因みに本職はお医者さん。…現実問題、お金ないとこんだけ揃えられないよねぇ…。
私はど素人だから分からないけど、とってもコレクション量が多くて、珍しい物が多いみたい。
さてさて、サラッと刀装って書いたけど、「刀装」って言われて、正しく「刀装」思い浮かべることが出来る人っているのかな?
丸い玉?…いやいやそれは刀剣乱舞の中だけの話し。
きっと殆どの人が完璧な形で思い浮かべることは無理だと思う。
だからこその「刀装具鑑賞入門」ってタイトルなんだろうね。
入口のとこに、ご丁寧にこんなチラシが。
初歩的な説明などが載っていて、とっても親切。
では、「刀装」について簡単に説明するよ。
刀装は拵(こしらえ)=柄+鞘に使用するもの。
一つ一つにちゃんと理由があって、種類はこちら。
※図録と写真一部参照。展示品の写真撮影OKでした〜。
①鐔(つば):刃から手を守る。うっかり血で滑って刃を持ったら大変。
②目抜き:握りやすくする。ラケットのグリップにも色々巻いたりするよね。
③笄(こうがい):髪を整える。昔の人は結ってたし、毎日髪洗ってないからね。
④頭(かしら):柄を保護する
⑤縁(ふち):柄を保護する
⑥小柄(こづか):小刀用の柄
因みに、③と⑥(小刀込み)は鞘の横に差すところがある。
どうせならデコりたい。細かい作業なら任せろ!
って日本人気質が爆発したのは江戸時代あたりかららしく、どんどんおしゃれになっていったそうな。
これは刀剣乱舞ファンをターゲットにしたと思われるカプセルトイの画像。
…確かに、ちゃんと意識してこなかったけど、若い刀の鐔の方が、なんか手が込んでる!
三日月と陸奥守比べると一目瞭然。
やっぱり流行ってあるんだねぇ…。
…これ欲しいな…。
展示品はこんな感じでいっぱい並んでいて、とっても見ごたえがある。
ただ並べてあるだけじゃなくて、興味をひくような説明とともに展示してあって、とっても興味深かった。
加州の鐔にもついてるやつだね。
写崩れ…崩れ側の作者がこれ見たらびっくりするだろうなぁ…。
画像が多くて重いので、二つに分けます。