髭切と鶴丸国永の「白」を比べてみた。【安達組】
だけど、並べてみると結構違ったから考えてみた。
イラストじゃちょっと分かりにくいので、1/8スケールフィギュアを並べます。
他と比べると圧倒的に白い!!!!
前歩かれたら反射で目がチカチカしそう!!!!
先陣きって空気を掴むとと共に仲間に目潰しを喰らわすって驚きだぜぇ…。
もっと分かりやすいように髭切と鶴丸だけどーーん。
並べてみると結構違う色味…。
てか鶴さん首も足も細っせえなぁ…。
兄者、顔が柔和だから騙されるけど、首がっしり、腰も胸板もしっかりしてる…武人感すごい…。
鶴丸と髭切の首の違い、本当に見てほしい…!
鶴丸単体で。
鶴丸の白はパキッとした、どっちかと言うと漂白されたような、ボールドっ♪な白。表面も小さなラメがキラキラしてる。
鶴丸の台詞「衣装は白一色で良いのさ。戦場で赤く染まって、鶴らしくなるだろ?」から、ふつーに【鶴】がモチーフでしょう。
雪の中にいる鶴って真っ白でキラキラして見えるし、そんな色。
【色彩ヘルパー】ってアプリで調べてみたら…
衣装
肌
髪
って衣装も肌もスノーホワイツッ…白雪姫様ですか…ブルベ冬ってやつですか…?
次は兄者単体で。
髭切の白は少しクリームがかった様な優しい白。
髭切の衣装の白は、源氏の旗の色の白って解釈でいいのかな??
源平合戦の時は源氏が白地に赤丸、平家が赤地に金丸の旗を掲げていたそうな。
※一般的な解釈です。日本の国旗…すなわち日の丸も源氏の旗からの流れだと言われています。
合戦の旗と言えば家紋が入っているイメージだけれど、武家が紋を頻繁に使い出したのは、平家が滅亡した後からで(鎌倉〜)、使用を促したのは源頼朝だとか。
つまり、「平家滅んで皆が白旗になったから、どこの源氏か分かりにくくない?無紋はずっと俺が使ってたんだから、俺のな!お前ら使うなよ!!分かる様に工夫して!!」と…。※これも諸説あります。
まあ、つまり、髭切は無紋の赤丸がついた白地の旗を背負って戦場に立っていた訳ですね。
で!問題は白の色みよ。
現存する源氏の旗はあるけど、経年変化で黄ばんでしまってもとの色は分からない。
でも、昔の日本は黄色がかった繭を作る蚕も沢山飼っていたみたいだし、自然な、それこそ髭切の服の白みたいな色みの旗を掲げていた可能性は高い気がする…。
戦場で漂白された白が並んでたら、眩しくて危ないしね…。
うん、やっぱり兄者は、源氏の象徴なんだなぁ!!!(つまり、どんな色だったかは分かっていない)
大きな声じゃ言えないけれど、現存している源氏の旗と平家の旗ってほぼ同じに見える…。
壺井八幡宮さん(天光丸所蔵の神社)所蔵の、現存する源氏の旗は白地・黒の横線2本・「八幡大菩薩」の文字の構成。
東祖谷歴史民俗資料館さん所蔵(レプリカ)の、現存する平家の旗も白地・黒の横線2本・「八幡大菩薩」の文字の構成。
→平家の赤旗| 2020年1月号 | バックナンバー | 四国電力広報誌 ライト&ライフ
色に関しては、赤色が退色してるみたいだけど、構成はほぼ一緒じゃん…どーゆーことだってばよ…。
アホだから分からん…。
そもそも、なぜ源氏が白で、平家が赤なのかと言うのも分かりきってないようで。
調べた感じでは、
1.天皇が源氏に白、平家に赤を与えた。
2.白は神に通じる神聖な色だから、源氏は白を使用した。
3.八幡大菩薩の御使いのハトの色から、源氏は白を使用した。
4.貿易業に勤しんでた平家は、大陸で尊ばれていた赤を使用した。
5.平氏は新羅系だから赤を使用、源氏は百済系だから白を使用した。
6.源氏と平家では、源氏の方が天皇家に血が近いので格上。しかし、初めの方は平家の方が勢力を奮っており公家化していたので、公家が好んで使用した赤を使用した。
等々かな??
案外、白旗のが作るの楽〜。赤旗ってなんか目立っていい感じ!!とかかもしれません。…それは無いか。
話しズレた。
兄者も「色彩ヘルパー」で調べてみた。
衣装
肌
髪
全体的にイエローベース。
イエベ春ですか?兄者はお花なのですか?
って事で、白色の違いについて考えてみたけど、鶴さんは儚げでまさに鶴・丸!!!な白。
兄者は温かみがあって、でも清廉で惣領ぉおおおおお!!!な白って事しか分からなかった。
おわり。
源氏ばんざーい!!!!